<テレビウォッチ>2日後に迫った民主党の代表選挙。岡田副代表に続いて鳩山幹事長が昨日(4月13日)それぞれ立候補を表明した。
これを受けて、スタジオに生出演した鳩山応援団の川内博史衆院議員と岡田応援団の蓮舫参院議員に、「どちらが代表にふさわしいかズバッと伺います」と。
まず、川内議員が鳩山応援を。
「今、大事なのは党をまとめる力。鳩山さんにはその力がある。人柄からすべての人と信頼関係が結べる。
今回、小沢代表に説明責任を果たすべきだ、堂々と党首討論をやるべきだと言い続けてきたのは鳩山さんだけですよ」
対して蓮舫議員が次のように岡田応援。
「まとめる力は両者にあると思いますよ。その議論は深めることではなくて、もう1つ、国をつくることで今、何が求められているのか。この閉塞感、いろんな不安がある中で、どう政策を変えていけるのか」「岡田さんは一貫して、党のマニフェストである子供手当や農業政策も、天下りをやめることも全部自分の政策として掲げてきた。4年前の総選挙で惨敗した後、週末に日本全国を回って国民の声を聞いてきました……」
それぞれ熱い思いがあるようだが、近い将来どちらかが日本のリーダーになる可能性がある2人の政策も人柄も、国民にとって今一つ曖昧模糊としたところが……
そこで高木美也子(日大教授)が「これまで野党の党首というレベルで考えてきた。もしかしたら首相になるかもしれないのに、もう1歩わからないところがある」と率直な疑問を。
嶌信彦(ジャーナリスト)も「そうあと1週間、テレビなどいろんなところで討論し、人柄とか政策の違いとかやればわかったと思う」と、拙速すぎる代表選をやんわり批判した。
政権交代への期待はともかく、集金システムは自民党の手法そのまま、では……
最後に嶌が「川内さんは、鳩山さんが小沢代表を諌めたというが、それが国民に伝わっていない。だから国民には、鳩山さんは小沢さんの言う通りに動いていると映っている。そこのところは結構大きいですよ」と。