ブリトニーを襲った 2つの危機のヤバい方

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   一時期の奇行や激太り、ドラッグ/アルコール中毒疑惑も今や昔の話。ブリトニー・スピアーズは昨年末発売の最新アルバム「Circus」をスマッシュヒットさせて、まだ「歌手」だということを広く世間に思い出させたのだった。ただ、そんな彼女も「お騒がせ」とはなかなか縁が切れないようだ。

   コトの起こりは、5月2日米国コネティカット州のカジノホテルでのコンサート。アンコールに入り、円形のステージ上では筋骨隆々の男性ダンサー陣を10人ほど従えたブリちゃんが、ニューアルバムからのヒットシングル「Womanizer」(女たらしの意)のパフォーマンスを繰り広げていた。観客の盛り上がりも最高潮という場面。

   そして、奇しくも「あんたはおかしいよ」という歌詞中のセリフにさしかかったとき、金髪にTシャツ、ジーンズの男が突然、ステージに現れた。見たところ、とくに危害を加えるようなアクションをするでもなく、ただブリちゃんと向き合ったまま――だが、ブリちゃんはひどくおびえた様子だ。

   エンタメ系ニュースサイトのTMZの映像では、この男がステージの階段を駆け上るところが映し出されている。

   この間、会場のセキュリティは居眠りでもしてたのか、男はステージ上の屈強なダンサーたちに抱えられて、ただちに退場(逮捕されたという)。しばらく呆然としていた彼女も気を取り直したように踊りだし、とりあえず事なきを得たようだった。

   しかし、このハプニングをビデオに撮っていた観客らが動画サイトのYouTube(ユーチューブ)に次々投稿。1週間ほどで計数百万の再生数は、ブリちゃんPV級だが、動画の視聴者からは彼女のlip-sync(口パク)疑惑を指摘するコメントが相次いでいる。たしかに会場内に「ウーマナイザ、ウーマナイザ-」とサビが流れているとき、その歌い手は闖入者に向かって叫んでいるように見える。

   もともとブリちゃんには口パク問題がついて回っていたが、今回はステージに乱入された上に、口パク問題まで蒸し返され、復活のポップ・プリンセスにはとんだ災難となってしまった。

OP・コンチーネ

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