党首討論から逃げたのか 小沢代表が「チェンジ」したもの

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   <テレビウォッチ> 民主党の小沢一郎代表の辞任を大々的に取り上げたが、背景が複雑すぎるのか、スタジオの意見がどうもかみ合わない。「なぜもっと早く辞めなかったのか」「なぜこのタイミングなのか」……

理解できない

   5月11日夕、突然の辞任会見を行った小沢代表は、辞任の理由について「自ら身を引くことで団結を強め挙党一致体制をより強固にするため」と説明。付け加えて「政治的責任で身を引くわけではありません」とも。

   まず司会のみのが「ならばなぜ辞めるの……」と噛みついた。

   そこでコメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)が「いちばん大きな理由はチェンジを求める世論ですよ」と次のように解説した。

   「1つは、13日に予定されていた党首討論が嫌だったこと。これに出てしまうと引っ込みがつかなくなる。辞めるに辞められなくなる。事件(違法献金事件)の話をどう説明するのかも大変だったのだと思う。

   2つ目は、全然おさまらない党内批判が嫌になった。3つ目は、解散が近いと踏んだのだろう。そうはいっても1番の理由は、チェンジを求める世論ですよ。(自民党)政権は交代をしたほうがいいという世論の中で、自分が代表ではなかなか戦えないと、決断したのだと思う」

   それでも「党首討論は民主党から申し入れた形になっているのに、あえて辞めるという小沢さんの決断はとても理解できないですよ」と食い下がるみのに……

   与良は「無責任の誹りは免れないでしょうが……。本当にやるんですかと、ボクらも党首討論は不思議だった。本人は『逃げたりしない』と言っていましたがね……」と。

   政権交代の最大のチャンスとみる衆院選挙を控え、辞めるタイミングを計るのは難しい。まして皆が納得するような説明責任を果たすのはできるわけがない。

   最後に与良は「小沢さんの進退問題をきっかけに政治が全く動かなかった。これでようやく動くようになったことは評価するし、(次の焦点は)民主党の代表選びですよ」と。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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