「2000回」森光子に 「感謝しなくてはいけない」理由

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   <テレビウォッチ> 森光子が89才の誕生日に「放浪記」上演2000回を成し遂げた。単独主演では史上初の快挙だという。当日、舞台に駆けつけた東山紀之が「森さん、すご過ぎますね、精神力と体力」と、祝福していた。スタジオの受け止め方も、その一言に尽きるようだ。

今に生きている

   テリー伊藤は「すごいですね」と、改めて感服したふう。加藤浩次も「2000回て、あり得ない数字ですよね」と驚きを隠さない。

   テリーが「去年(08年)暮れは体調を崩していて心配したけど、元気を盛り返している」と話すと、加藤は「地方でもやってみたい、と言ってるようですね」と述べた。

   勝谷誠彦も「(『放浪記』の作家)林芙美子って文豪だけど、このころの作家たちの文庫がずいぶん絶版になっている。ところが、森さんがいるから、林芙美子さんの名前も、(『放浪記』を劇化した)菊田一夫さんも、明治、大正の文化も、彼女という媒体を通じて今に生きている。本当に感謝しなくてはいけない」と、活動を高く評価する。

   41才で林芙美子役に抜擢されたというから、89才の今日まで、年に平均40回以上「放浪記」を演じてきたことになる。背は少し丸くなったが、舞台での動き、声はしっかりしている。朝晩100回、続けるといわれるスクワットの賜物だろうか。今後についても「表現のもっと豊かな女優になりたい」と意欲的。『怪物』である。 

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト