伊首相「女性問題」と高支持率の謎 イタリア気質かメディア支配か

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   <テレビウォッチ>54歳年下の美女の誕生パーティーに駆けつけたイタリアのベルルスコーニ首相(72)。再三の女性問題で我慢の限界に来た妻から離縁を宣言され逆ギレした話題。

青春を謳歌している

   「政治」よりも「性事」の話題が絶えないベルルスコーニ首相。ことの起こりは、雑誌のグラビアにも登場したことのあるナポリ在住の美女、ノエミ・レティジア(18)の誕生パーティーに駆け付けたことから。

   大統領とこの美女はローマなどでデートを重ねていたようだが、「2番目の父親の存在。でも、まさかパーティーに来るとは??」(ノエミ)というから、呼ばれもしないのに首相が勝手に出席したらしい。

   激怒したのは妻のべロニカ夫人(52)。「とても驚きましたわ。自分の子供たちの18歳の誕生パーティーには誘っても来ないくせに……」と怒りをあらわにして、離婚宣言。

   ところが、この手の問題となると強気の首相。返した言葉が「妻との関係は終わった。もう元に戻れない」。さらに「選挙運動中(欧州議会選挙)に、(妻が)この手の批判をするのはこれで3回目。(妻は)公式に謝罪すべきだ」と開き直り、離婚に同意したらしい。

   ベルルスコーニ首相といえば2007年には4人いる女性閣僚の1人に「結婚していなければ、あなたのような人と結婚したかった」と、月並みな殺し文句を。

   このときは妻に謝罪し、事なきを得たようだが、今(09)年2月にはサルコジ仏大統領との首脳会談で、「君の奥さんは私があげた」と発言し、サルコジ大統領を呆れさせた。

   言いたい放題やりたい放題だが、世論調査では73.5%という高支持率を得ているのだから、どこかの国の首脳にとってはうらやましい限りだろう。

   そういえばベルルスコーニは、イタリアで3つテレビ局を経営する「メディア王」。番組はナレーションで「メディアの大半は首相の影響下にあるといわれています」と、高支持率そのものに疑いの目??

   一方、司会のみのは所かわれば何とやらに「典型的なイタリア男。明るい太陽のもとで青春を謳歌しているのでしょう」と、ちょっぴり羨ましげ??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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