「再婚狙い女」に「結婚処女」が敗北する理由

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   今年のGWは、結婚式から幕を開けた。

   以前、「『女が仕掛けないとダメ!』結婚プロセスの極意」「『ハニートラップ』もビックリ! その周到な計算とは」で、紹介した女性の結婚式がついに行われたのだ。

   式前日は季節はずれの寒い小雨が降るどんよりとした1日だったが、式当日は雲ひとつない快晴で、まさに結婚式日和。六本木ヒルズのビルの谷間からのぞく青空と、花嫁の純白のウエディングドレスのコントラストが見事で、本当に美しかった。

   今回の結婚式は、よくある結婚式での恐怖もなかった。私が言う結婚式の恐怖とは、披露宴招待客で新郎新婦のお里が知れる、というあのパターン。普段は大人しい雰囲気の友達でも、ふるさとの友達を呼ぶと、アレっ? というようなファッションや雰囲気の招待客が1人や2人いるものだ。今回は、そのようなこともなく、招待客もみな上品な方々が多かった。まさに大人同士の結婚式だったと言える。

「タイプじゃないけど、恋愛と結婚は違う」

   しかし何といっても私の一番の関心ごとは、それは、トラップをかけられた!?お相手との対面。

   実際にお会いしてみると、温厚で優しそうな方で想像と違いちょっと拍子抜け。しかしまあ、花嫁が「この人なら、女の心配をしなくてもよさそう」と思って彼を選んでいるので、そこは納得。

   結婚前には「タイプの男でもなかったけど、恋愛と結婚は違うから」と、ずいぶんドライなことを言っていたが、お相手はそういった意味ではまさに理想のタイプだろう。結婚するまで周到な計算をした花嫁本人をニヤニヤしながら見てみると、意外にも神妙な顔つき。さぞかし勝利に満ちた笑顔で式に臨んでいるかと思ったのに。「笑って~!」と、花嫁に声をかける。

   それはそうだ。一生に1回だけ(?)の結婚式だものね~。緊張してしまうわ。

   この式の話をある友人にしたところ、「私なんか結婚式10回出たけど、もう5組離婚してるよ」と豪語。彼女はまだ30代前半なのだが、周りで結婚離婚が繰り返されているらしい。しかし離婚した友達は、離婚後すぐに新しいパートナーを見つけて同棲、再婚しているという。ずいぶんあっけらかんとした話だ。彼女いわく、離婚してもすぐ相手を見つける女性は、男が好きな女性らしい。

   30代になって彼氏一人もいない女性とは違う動物だと分析する。30代になると極端に減る出会い。しかしその中でも離婚女性たちは着実に新しいパートナーと出会っている。彼女たちは周囲の男性を『男』として接することで、次第に男女の仲になる。反面、彼氏が出来ない女性は、人として接してしまい、男と女の意識が生まれずに恋人成立率が低くなるのではないか……との分析。

   これまた納得できる話だ。私も、双方で何人かの女友達の顔が浮かんでくる。男好きと言える花嫁だったので、離婚しても大丈夫だとは思うのだが、まずは今の彼と幸せになってほしいと願っている。

モジョっこ

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