<テレビウォッチ>ドラエモンの声を長く担当していた、大山のぶ代(72)が、きのう(4月30日)の「徹子の部屋」で脳梗塞からの復帰を語った。自身「どこもなんともない」というように後遺症もないのだが、闘病中の2か月間の記憶がないのだそうだ。
異変は昨2008年2月、声がいつもと違う、それになにかだるくなってきた、というので、帰宅途中の車をそのまま病院へまわして検査をしてもらった。診断が「脳梗塞」でそのまま入院した。
脳梗塞の症状は、詰まる場所によって「ろれつがまわらない」「手足のしびれ」「顔のしびれ」などいろいろだが、大山の場合は、夫の砂川啓介(72)によると、「細い血管が詰まっただけだったので、手術もせずにすんだ」
ただ、病院に入っていた2か月間の記憶はとんだままだという。「字も読める。数字もわかるんだけど、記憶がさだかでなく」、50年来のつき合いという黒柳徹子からの手紙にも、返事ができなかった。
夫は、「リハビリで、足し算をやりなさい、といっても掛け算になっちゃったり、退院したあとでも水風呂に入っちゃったり」という。性格の変化が大きく、締まり屋になったと笑う。ともあれ、あの声がまた帰ってくるわけだ。
山口一臣が「足し算ができないというのは、想像もできない」
赤江珠緒が「一茂さんはお父様(長嶋茂雄)の脳梗塞を経験されてますが?」と水を向けた。
長嶋一茂は、「テレビに出られるというのはすばらしいことで、壮絶なリハビリをされたんだなと思います」
大谷昭宏が、「いま話してたが、一茂さんこの病気にめちゃくちゃくわしい」(笑い)
「兆候ってのはあるんですか?」と赤江。
「あると聞いてます」と一茂。「いろいろ症状が出てくるんですが、自覚して病院にいくのはむずかしいらしい。だから、まわりが気づいて早く処置すればいいと」
このあたり、実感がこもる。あのおやじで、あの状況(日本代表監督だった)では、何かいっても云うことをきかなかったろう。
木場弘子が、「あのご夫婦はいつも寄り添っているので、きっと早く気がついたんでしょう。リハビリでも二人三脚」
長嶋が「声と顔が一致する声優さんて少ないんですよね。すぐわかりますから」(笑い)「これからもがんばって」