<テレビウォッチ>若一光司と赤江珠緒が紹介する「世界びっくりニュースウォッチ」。エジプトから、クレオパトラの墓が見つかるかも知れないというお話。
エジプトの考古学者、ザヒ・ハワス博士が、「クレオパトラと愛人のローマの将軍アントニウスの墓を発見した可能性が高い。21世紀で最も重要な発見になるかも」と、近く発掘に着手すると発表した。
場所はアレクサンドリアの巨大神殿跡。3年前からのエジプト・ドミニカ合同で27基の墳墓から10体のミイラ(うち2体には金箔)と、クレオパトラを写したとおぼしき石像の頭部と22枚のコイン、アントニウスのマスクらしきものを発掘した。
さらに、神殿の地下25メートルに複数の空間があることが判明して、これが「2人が葬られた場所としては完璧」(同博士)というのだ。
絶世の美女として知られるクレオパトラは、18歳でプトレマイオス朝「最後の女王」になり、ローマの将軍カエサルやアントニウスをとりこにした。しかし、紀元前30年ローマのオクタビアヌスに攻められて、アレクサンドリアで自殺したとされる。
しかし墓は見つかっていない。はたして世紀の大発見となるのかどうか、というわけだ。
ところで、クレオパトラは本当に美人だったのか。反論は結構あって、まだ生きているうちに発行された銀貨(CLEOPATRAの銘)の浮き彫りはあまり美人でない。また、史実をもとにCGで復元した顔というのもいまひとつ。
しかし、ハワス博士は自信満々。「墓があれば遺体も見つかる。数週間のうちに結果を公表できるだろう。クレオパトラが美女だったことも証明されるに違いない」と。
みんなワイワイいってる中で大沢孝征が、「犯罪捜査と一緒だね。美女かどうかも、客観的な物証が出てくれば判断できる」
若一も「ミイラ的に残っていれば、相当事実に迫れますね」
まずは墓がそこにあることを祈ろう。