橋下・東国原知事の揺さぶり 衆院選の激震となるか

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   <テレビウォッチ> 橋下徹大阪府知事の発言は無視できなくなっているようだ。まして近づく総選挙絡みとなればなおさらのこと。

加藤:本当の気持ちは?

   きのう(4月20日)知事は「僕のメッセージが国民のみなさんに届くのは次の総選挙一発だと思っています」と言ったのだ。これだけ聞くと衆院選出馬かと思われてもしかたない。結論からいうとそれはなく、真意は「分権を進めてくださる国会議員の先生を応援する、そういうスタンスで行こうと思っています」とのこと。

   ただ、気になる動きを見せているのも事実。先週、橋下知事は、宮崎県の東国原英夫知事と密談したのである。番組は、2人をよく知る人物の情報として「橋下知事は新党をつくっていいと思っている。東国原知事のところへは総選挙での話をしに行った」と伝える。そして、次のような長いナレーションを入れる。

   「世論調査の結果を見ると自民党と民主党のどちらが有利とは言いきれない数字で、このまま選挙をすればどちらも過半数をとれない可能性がある。そんな中、もし、橋下知事、東国原知事などの人気の高い政治家が第3の勢力となれば大きな影響を与える」

   新党結成について東国原知事は「時期尚早である」と慎重な姿勢をみせ、橋下知事も「今は大阪のことで手一杯」と符節を合わせているようだ。

   「(橋下さんの)本当の気持ちはどうなんですか」と加藤浩次に問われた宮崎哲弥は「今度の衆院選挙に間に合うかどうかはともかく、先行きは新党を視野に入れた動きだと思う」とコメント。

   テリー伊藤は「直轄制度の問題もあって、地方分権を何とかしたいという強い思いで揺さぶりをかけている感じ」と見る。

   人気知事2人は、人々の耳目を集める術をよく知っているといえそうだ。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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