<テレビウォッチ> きのう(4月15日)都内で行われた、クリント・イーストウッド(78)の最新作「グラン・トリノ」の試写会に、鳥越俊太郎(69)と徳光和夫(68)が日本を代表するおやじとして、トークショーに登場した。
映画は、こりかたまった偏見をもって老後をおくる頑固老人を演ずるイーストウッドが、隣に引っ越してきた移民少年との交流から、心を開いていくというストーリー。
その脈絡で2人は、「若い人と会って影響されたことは?」との質問をうけたのだが、鳥越はいきなり「ボクはね正直言うと、若い人嫌いなんですよ」といいだした。
VTRで見ながら、スタジオの赤江珠緒が嬉しそうにニコニコ。やくみつるもニヤニヤ。
鳥越はさらに「ボクが思ってもみないことを考えてる人に出会うこともたまにはありますけど、おおむね自分の若い頃を見るような気がするので、若い人は嫌いです。すいません。ただし、女性は別です」
と、徳光が「実はうかがってますと、鳥越さんもけっこう女子アナとの合コンはやってるようなんですけどもね。大いに結構なんじゃないかと」とチャチャをいれた。
そこでいきなりカメラがスタジオへ戻ったから、「そこだけ取り上げるとなんだか……」と苦笑い。
映画について、「イーストウッドもこれが最後といわれてますね。もう78歳ですから」「アメリカでものすごくヒットした。それは、アメリカが抱えている様々な病気というか、人種差別だとか、金、金、金とかね。それを乗り越えて、アメリカ人がもう1回古き良きアメリカに帰りたいなという気持ちにさせる映画なんです。ボクは2回見ました。じわっと涙が出て来るような……」
やくが「アメリカをぼやき倒すというようなスタンスじゃない?」
「じゃないんです」
赤江が「そんないい映画なのに……」
「女子アナの合コンが……」と小木逸平がいうもんだから、あとはワイワイ。
若者を嫌った報いか。