<テレビウォッチ> 先の千葉県知事選に続いて、きのう(4月12日)の秋田県知事選でも、民主党が支持する候補が敗れた。当選した佐竹敬久候補(自民など支持)は29万票で、民主支持の川口博候補に5万票余の大差をつけた。「小沢ショック」は覆うべくもない。
また、このところの支持率の回復で、麻生首相も4月6日の集まりで、「近々行われるであろう(ここでウオーと聴衆から声)衆院総選挙に……」と笑顔を見せ、自民党内も「解散は秒読み」(古賀選対委員長)で動き出している。
さあ、どうする民主党、というので、スタジオに原口一博衆院議員が顔を見せた。「ミニ統一選では、勝ってるところもあるんですけどね」
小木逸平が表をみせて、小沢氏の問題が出る前の地方選挙で続いていた勝利が、そのあとで千葉、秋田の負けに転じたところを、「潮目が変わったような」といった。
「そう、秋田県民が何を選んだのか。(小沢ショックの)影響は小さくないです。(他の選挙でも)リーダーがきっちりと説明したところは勝ってる」
三反園訓は、「民主党の勝ちパターンが崩れた」という。
「山が動くとき、野党が勝つときは、地方から盛り上げていき中央を動かすもの。民主党は07年から地方選挙でずっと勝ってきた。それが2つ負けたというのは大きい。小沢さんがやめるかどうかという話はもう一度焦点になると思う」
原口は「その分析は正しいと思う。民主党が負けるときのパターンというのは、改革の旗をとられたとき。官僚政治、金権政治と戦ってきた、その旗をとられたときです」
小木は、きのうの毎日新聞の調査で、「小沢氏辞めるべき」が72%と出たと。これに原口は、「一方で民主党の政権を望む声はいぜん高い。それにかげりをあたえるのはやめてくれということ」
鳥越が「同じ調査で、どちらの政権が望ましいかとの問いに、民主42%、自民32%と、10ポイント差がついて、しかも前回より増えてる。政権交代してほしいという流れになってる。しかし小沢さんはと……」
原口は「小沢さんは大鉈をふるうタイプ。今必要なのは国民の生活、社会を立て直すこと。それには大鉈をふるうこと」
三反園は「でも、説明がわからない」
松尾貴史は、「こういう瑕疵があると、もっと大事なことが見えなくなることってある。これを抑えておいてほしい」
吉永みち子も、「自分に大鉈をふるえないのか。小さな失望が出ている」
三反園は、「今のうちに手を打たないと大変なことになりかねない。小沢さんが辞めないでいると、民主党政権がという数字も下がってくるかもしれない。どうですか」と詰め寄った。
と、原口、「CMだそうです」(笑い)といったん逃げたが、CM明けに、「危機管理の対応とそれを誤ったときのダメージ、これを真剣に考えないといけない」
まあ、いまはそれくらいしかいいようがないか。