みの「国民はよく見てますよ~」 補正15兆円の評判

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   <テレビウォッチ> 新聞各紙の注目記事を拾い読みするコーナー。今朝(4月9日)は、政府・与党の追加経済対策を盛り込んだ2009年度補正予算案についての記事を中心にコメンテーターから厳しい意見が……

恒久的にやらないと

   まず番組が取り上げたのは、東京新聞経済面の『経済界ゴリ押し奏功』という記事。エコカーや省エネ家電の買い替え需要を狙った経済界からの要請を受け、エコ促進の一石二鳥と国が一定額の補助金を出す見通しとなった。

   これに日大教授の高木美也子が噛みついた。「エコなら車に乗らないのが一番。それを高速道路だ、何だと車に補助金を与えて……」と。

   その一方で、追加経済対策では、公明党が求めていた就学前の3年間の幼児に「子どもと家族応援手当」(1人当たり3万6000円)を支給する案について今年度限りの支給で自民公明が合意したことにも触れ、やはり高木が「1年でいいのかという話だ」と不満を……

   これにジャーナリストの嶌信彦も「少子高齢化問題は日本の最大のポイント。そういうことをやらないから選挙対策だと思われてしまう」。司会のみのも「国民はよく見てますよ~。恒久的にやらないと……」と。

   政府・与党は、総額15兆円規模の超大型補正で、過去最大を強調する。が、その財源はとなると……

   番組によると、09年度予算に計上された経済緊急対応の予備費1兆円と霞ヶ関埋蔵金の特別会計の準備金3兆円を充てる方針。残る10兆円以上は赤字国債と建設国債で賄わざるを得ない。

   経済界や公明党の要求に応えた麻生流選挙向けのバラマキ。ますます財政は悪化し、そのツケを払わせられるのは国民。それも消費税増税で……。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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