橋下府知事が「謝ります」 みの「素直さがいいですね」

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   <テレビウォッチ> 「3大臣の先生方の前で大変無礼な振る舞いをいたしました。謝ります」。「戦争するしかない」と怒る橋下大阪府知事が今度は頭を下げた。

みの:最高

   国直轄事業の地方負担金制度を巡り、国と全国知事会の意見交換会が4月8日夜、国交省で開かれた。その冒頭での出来事だ。

   この会合、「国は詐欺師だ」といって怒った火付け役の橋下知事ら12人の知事と、国からは金子国交相、鳩山総務相、石破農水相が出席して始まった。

   ところが、テレビカメラの撮影が冒頭のみに制限されたことに橋下知事が「頭にきて」、わずか5分足らずで退席してしまったのだ。

   退席後記者会見した橋下知事は、その理由を「国と地方の在り方が変わる重大な問題でこれにすべてをかけていた。なぜ、新聞記者やテレビの記者、カメラ撮影がオープンの場で語れないのか……」とぶちまけた。

   しかし、記者から「オープンするメリットがなくても、3大臣を前に知事の思いをぶつけられるのは非常に稀有なチャンスだと思うが……」といわれて、橋下知事は「そうかもしれませんね。その辺どうですか。報道陣から意見を下さい」と。

   これに別の記者から「今の話をあの場でしてもよろしいかと思うが、なぜそうしないで立ち去られたのか?」と逆質問。正論と思ったのか橋下知事は「ま~、頭にきましたからね……謝りに行こう」。

   テレビ撮影は、退席がきっかけとなったのかフルオープンになり、11分後に会場に戻った橋下知事は冒頭のような謝罪をした。

   「スタジオでは、司会のみのが「素直さがいいですね。直角に曲がってすぐUターンするあたり最高」。

   で、肝心の明細がわからない地方負担金については、金子国交相が「中身を知らせず請求を回すのは、橋下知事が『ぼったくり』というのも無理ない。情報開示でやれることはやっていきたい。制度の見直しについては各省で協議したい」と、国側の落ち度を認めた。

   みのは「相当な歩み寄りじゃない。地方自治が元気になるのはいいこと」と、結果オーケーにご満悦。

   ただ、制度の見直しはまだ未解決。

   スタジオに生出演した前宮城県知事の浅野史郎は「国は、地方の負担金に対し、国も地方の事業に補助金を出しているというが、補助金はいらないんですよ。それより税源を移譲してもらった方がいい。いちいち事業をやるのに国にもらいに行かなくて済む。はっきり言って面倒」と。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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