<テレビウォッチ>「朝刊キョーミ新新」のコーナ―で、みのもんたが東京新聞の記事につけられた見出しを「夏の賞与 40万円割れ」と紹介する。と、いつもはクールに記事内容を読みさばく竹内香苗アナが、なよっとした口調で「そうなんです。もう、ほんとにサラリーマンにとってはため息の止まらない話です」。
みのが「なんか、急に君、声が小さくなったね」と笑いかけると、「悲しくなってきました」と竹内。「TBSは大丈夫だよ」と、みのが励ましても、「ハイ、TBSも下がります」と竹内の元気は戻らない。
それでも気を取り直して彼女が読んだところによると、今夏の民間のボーナスは夏としては3年連続減、去年より3%減って39万3886円。統計がある1990年以降では初めて40万円を割り込んだという(野村証券金融経済研究所の推計)。
みのが「賞与とは言うけども月給と同じだものね」と口にすると、嶌信彦(経済ジャーリスト)は「生活給の一部に組み込まれているんですよね」と受け、高木美也子(日大教授)は「定額給付金を貰ったくらいでは個人消費は増えませんよね」と語った。
ボーナスが出るだけマシだ、と思っている人が多いのではないだろうか。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト