<テレビウォッチ>入社した会社の先行きも分からない不確実な時代。そんな100年に1度の大不況の中で、今春の新社会人はどんな「理想の上司像」を求めているのか……
答えは、「頼れる上司」ということで、1位は男がイチロー、女は女優の真矢みきとか。しかし、スタジオのおじさん、テリー伊藤は、「頼れる上司はダメー」と一蹴した。その真意は……
明治安田生命保険がインターネットを通じて994人(男489人、女505人)の新入社員に聴いたもので、2位は島田紳助、菅野美穂、3位は関根勤と篠原涼子だった。
同時にきいた「就職先を選んだ理由」の1位では、昨2008年春の「仕事のやりがい」から今春は「安定性」へ移行している。
経済ジャーナリストは「引っ張ってくれるリーダーについていけば自分も成長でき、そのグループも安泰だろうという安定志向の感覚では」と分析している。
スタジオでは、まず司会の加藤浩次が「イチローは納得でしょうね~」と言いながら「実際にこういう上司はほとんどいないですよ。宮崎さんはどういう上司が?」と。
これに評論家の宮崎哲弥は「理想の上司という年でもないのですが、男性だとビートたけしさんですね」。
そこで横から「そ~お」と、異論を唱えたのがテリー。
「ここにいる人は全員ダメですよ。イチローはストイックでしょ。上司にいたらたまったものではない。たけしさんだって、あんなわがままでは……。タレントは一流ですよ。でもわがまま。頼れない人の方がいい。蛭子(漫画家の蛭子能収)さんみたいな。自分が伸びる」
もっとも、この不況の中、「頼れる人」とか「指導力」の理想像なら、政治家の名前が上がってもいいところだが、10位以内に上がったのは6位のオバマ米大統領と10位の橋下大阪府知事だけと、さびしい限り。