<テレビウォッチ>マスメディアというのもよく間違える。政治不信同様、メディア不信もなかなか深刻だが、だからといってメディアの偏向、捏造、歪曲、過熱過剰を主張するほうが正しいとも限らない。
本日(3月30日)のゲスト、小沢代表の盟友の石井一議員は「戦前も戦後もマスコミは偏向」とのっけから批判を展開。民主党代表(秘書)だけを狙い打ちした検察。それに乗って、過剰に騒ぐマスコミのせいで、日本を良くするはずの政権交代が潰される危機だというのだ。
そんななかでも、「鳥越さんなんかね、マスコミ人としても比較的公正な発言をしておられるよ」と、鳥越俊太郎には一定の評価をしたが、テレビ朝日コメンテーターの三反園訓はまったくお気に召さないらしい。
「民主党内の空気は、小沢さんが辞めるかどうかではなく、いつ辞めるか」などと三反園が民主党予報すると、石井は激高した。「それは全然違いますよ、あなた! (続投)反対は一握り。民主党のなかにもいないのに、そういう勝手なこと言いなさんな!」
「ハッキリものを言う」男は、マスコミへの不満をぶちまけた。「マスコミのみなさんも目を覚ましてください」「(マスコミの)誘導には屈しない」「あまり変なニュースを流さないでください。よろしくお願いしますよ」。三反園方面を見据えながら、どすを利かせる。
「いえいえ、なにか新しい良いニュースがあれば、こちらも流せるんですけど。よろしくお願いします」。最後、身を乗り出し、キレ気味に言い返したのは赤江珠緒キャスター。両者の間にいた鳥越は苦笑していた。