WBC日本優勝 「MVPは原監督」説

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   <テレビウォッチ> WBC関連情報があふれる。第2ラウンドを完全中継して高視聴率を獲得できたTBSの喜びが伝わってくるようだった。番組終盤、話は「私が選ぶMVP」に及ぶ。

渋いところを…

   川口和久(TBS解説者=元巨人)は「3勝した松坂で、しかたない」としながら、「チーム防御率1.71の投手陣」を挙げた。衣笠祥雄(同=元広島)は「岩隈」と妥当な回答。一番、調子のよかったキューバ打線を抑えたこと、さらに決勝で、韓国に傾きかけた流れを断ったピッチングを評価する。与良正男(毎日新聞論説委員)は「杉内」と、意外な線。「繋ぎに徹して1安打も許さず、最も安心感があった」のが理由。みのもんたに「政治担当の記者らしく、渋いところを抑えてますね」と冷やかされると、「ミーハーだけですから」と照れていた。

   最後は、みのに「それでは専門家の立場から」と水を向けられた宮内正英(スポーツニッポン編集局長)。「選手じゃないのですが」と断りながら宮内は「原監督」と書いたフリップを出す。「これだけ実績のある選手をまとめあげるのは大変」と言い、サムライ・ジャパンがスタートするに当たって原監督が選手たちに、チームのマイナスになる発言を外に向かってしないことを約束してください、と語ったという、どこかの政権に聞かせたいようなエピソードを紹介した。

   そして宮内が「不満が外に伝わることによってチームが崩れることを恐れていた」と述べると、みのは「(原監督は)風格がありました」。確かに、シャンパンファイトの際に「本当にお前さんたちは、強いサムライになった」と選手を称えるジャパン監督の姿には、そんな雰囲気が感じられた。

   残念ながら「みのが選ぶMVP」は明らかにされなかったが、おそらく「内川」だったのではないだろうか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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