<テレビウォッチ> 妻がいながら職場の同僚女性と結婚式を挙げる予定のホテルに放火した河田達彦被告(40)に甲府地裁は3月12日、懲役5年(求刑同6年)の判決を言い渡した。
騙された女性とは示談が成立しているため、裁かれたのは現住建造物等放火と建造物侵入の罪。この「結末」にテリー伊藤は「彼は示談でラッキーと思ったんじゃない。またやりますよ」と。その手口は、ユニークというか、幼稚というか……
1994年に結婚した妻がいるのに、「離婚した」とウソを言って一昨年(2007年)10月、勤務先の女性に婚約指輪を贈りプロポーズした。
その後、女性と数回式場を訪れたり、ウェディングドレスや招待客、結婚指輪まで決めたりし、女性が「お父さんを紹介して」というと、別人を父親といって紹介していたという。
そうした中で女性と肉体関係を続け、2度にわたり妊娠中絶させていた。
よくも騙し続けられたものだが、騙しの手口は「涙」「結婚前提の交際」「夜間の連絡を絶つ」「デートは家から遠い横浜」だった。
河田被告をよく知る人は、都合が悪くなるとウソをいい、自分のついたウソで涙を流せるのが「特技」だったという。一方、妻には仕事あると言って密会を重ねていた。
また、よくある金を騙し取る結婚詐欺と違って、河田被告の場合は単に「一緒にいたかった」だけというのも騙しが長続きした理由なのかも……
スタジオでは騙された女性と妻に同情が集まった。女優のかとうかず子が「女性は思い出したくもないでしょう。5年でなく、もっと長く入っていてもらいたい。奥さんもかわいそう」。
ただ、騙された女性は、河田被告の親が払った380万円で、示談に応じている。早く忘れたいということかもしれないが、妻の方は「(離婚を考えているか?)考えています」「(許すつもりか?)考えています」と煮え切らない。
テリーが「ラッキーってんで、彼はまたやりますよ。へんてこりんな才能を持った男……」と。