ディズニーランド「ナマ中継」で起きた「悲劇」

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   <テレビウォッチ>東京ディズニーランドが25周年を記念して催すパフォーマンス。笠井信輔が「フジテレビだけがナマ中継でお伝えします」と言っていたのだが、中継時間とパフォーマンスが合わずに時間切れになった。珍しい事故。

寒いところ大変だね

   そもそもの出だしからおかしかった。笠井が「冨田さーん」と呼びかけたのに、出たのがVTR。朝7時半ころにゾロゾロと人が集まる様子が流れた。なんでも全国から2500人もが集まって、人文字でミッキーの顔を作ろうというものらしい。

   ようやく中継になったが、冨田憲子の字幕も出ない。広大な駐車場の中央には、すでにミッキーの顔の形に人が集まっている。しかし、ただ真っ黒にみえるだけだ。しばらく待っても一向にパフォーマンスが始まらない。

   カメラが切り替わったら、このアイデアを出した家族にミッキーがインタビューしてるらしい。笠井が「形はもうできてるじゃない」といったあたりからおかしくなった。

   冨田は、この間にいきさつの説明を始めた。「1年を通して25組の方々の夢を実現するということで、きょうが24組目なんです」と。4月15日が本当の25周年だから、その日に25組目があるのかな、とこれは想像だ。このあたりをスタジオが飲み込めない。

   しびれをきらして説明の途中で質問するもんだから、ますますごちゃごちゃ。

   お天気はいいのだが「風が強くてぇ」と冨田。

   「寒いの?」(笠井)

   「寒いです。みなさん駐車場で7時半から待ってるんです」

   「いつから始まるの?」(小倉智昭)

   「練習もたいへんだったでしょうね」(佐々木恭子)

   「実は1回しかやってないんです」

   とうとう小倉が「あなたが自分で興奮してるだけで、一向に伝わってこない」

   「すみませーん」

   佐々木が「中継時間が終わるってことないでしょうね」

   「ちょっと早めにスタートしてください」と冨田。

   「すみません、ディズニーランドの広報の方ぁ!」と小倉が叫んだ。

   冨田が「すみません、お届けできないと思うんです」

   スタジオはもうみんな一斉にしゃべりだしたから何をいってるのかわからない。

   笠井が声を張り上げて「あとで、エンディングでやろう」

   「申しわけありません」と冨田。いや悪いのはプロデューサーとTDLの広報だよ。

   笠井が「寒いところ大変だね」といったところで時間切れ。

   小倉が、「人でいっぱいのディズニーランドの駐車場をご覧いただきました」(笑い)

   で、エンディング。駐車場にポツンと1人冨田がいる。「みんな遊びにいってしまいました。VTRに撮ってありますから、どうぞ」。真っ黒だったミッキーの顔が赤一色で、真ん中に白く「25」の文字。と、色がついてミッキーの顔になって、ウインクしたりして終わり。

   スタジオの拍手は安堵の拍手。「なんとかお届けできてよかった」と佐々木がいったところで、本当にバイバイ。やれやれ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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