「逮捕」の消防署長が教える 飲酒・事故「バレない」方法

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   <テレビウォッチ>こともあろうに消防署長が自ら起こした人身事故でウソの119番通報。番組は「被害者家族が怒り訴え」と、取り上げた。

裏には何かが…

   事故は、3月8日21時すぎ千葉県・本埜村の農道で起きた。軽トラックを運転中の白井消防署長、日暮尚明容疑者(56)が、自転車で帰宅中の女性(28)をはね、女性はアゴの骨を折るなどで3か月の重傷を負った。

   ところが、日暮容疑者が自ら119番した内容は「ケガはない。示談で終わったので、警察を呼ぶ必要はない」というものだった。

   119番通報すると、その情報が警察に入るシステムなっているために、ウソの情報で警察への通報を事前に止めたわけだ。

   しかし、ケガはないどころか、被害者の母親によると、「脳しんとうを起こし、アゴは2か所骨折、肺挫傷で全治3か月。(娘は)車にぶつかった瞬間のことは全然わからなかったらしい」と。

   日暮容疑者は事故を起こした後、被害者の自宅を訪れ、「被害者と話し合いをした結果、ケガもないから示談にした」と言ったという。

   しかし、母親が「これは人身事故ですよね。警察に……」と告げると、日暮容疑者は血相を変えて『それをやらないでくれ』とジェスチャーで言っていました」と。

   結局、不審に思った母親が警察に通報し、日暮容疑者は事故発生から2時間半後に、駆け付けた警察官に自動車運転過失傷害の容疑で逮捕された。

   呼気検査の結果、昼に酒を飲んだという日暮容疑者から基準値に満たないアルコールが検出された。

   酒を飲んだ後の運転を隠そうとウソを言い、時間が経ったためにアルコールが基準値以下に薄まったことは明白なのだが、なぜか司会の加藤は「ウソをつく裏には何かがあったからですよね~」と持って回ったコメントを。

   テリー伊藤が「完全に隠ぺい工作していますよ~」というのだが、相澤英孝(一橋大大学院教授)も「事故を起こしただけでも処分を受ける可能性があるので、事故そのものを隠したかったのでは…」。

   釈然としないコメントが相次いだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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