<テレビウォッチ>笠井信輔が、「カーネル・サンダースが生還しました」と叫んだ。
1985年阪神タイガースがリーグ優勝したさい、熱狂したファンが道頓堀川に投げ込んで行方がわからなくなったケンタッキーフライドチキンのマスコット、「カーネル・サンダース」像の上半身が24年ぶりにみつかった。
道頓堀川の遊歩道工事関係者がきのう(3月10日)、水中にある像を見つけたもので、発見者は「これで呪いが解けるかも……」と大阪人らしい第一声だ。この事件以後、阪神は日本一になっていないからだ。
笠井があらためて「サンダースおじさんがもどってきました」
小倉智昭は、「カーネル・サンダースの呪いといいますが、見つかったのは上半身ですから、阪神、下半身がみつからないと……」と意味不明のだじゃれ。
現場から田中良幸が中継した。「遊歩道工事で、水中に危険物がないかを調べていてみつかった」と。すでにこの日の調査は始まっていて、東京は「下半身探し」というが、現地は「あくまで遊歩道工事の一環」だが、「下半身がみつかりそうだとの情報がある」と田中。
で、みつかった上半身は、工事現場の一角にポツンとおいてある。さすがに24年の歳月は凄まじい。塗料ははげ落ち、メガネも両手首もなく、右肩にもアナがある。
「臭いは?」とスタジオ。田中は「やっぱりヘドロのような臭いが 今のところはゴミと同じ扱いだそうで」
「いらないというんなら、もらってきてくださいよ」(笠井)「おそらく無理だと思います」
笠井は「見たいと思いません? どこかに展示すればいいと思うんだけど」
前田忠明が「下半身がなくても平気ですよ。投げ込んだのは戎橋ですから、ずいぶん離れてますよ」。現場は戎橋から200メートル。
田中が「下半身が見つかったらすぐ連絡します」
で終わったのだが、それから間もなくの午前9時過ぎ、本当に下半身と右手首がみつかった。