<テレビウォッチ> 山下真司の「走れ、走れ! 三面刑事」。週刊誌ネタをぱくるおなじみの手口、今回は週刊朝日の「著名人たちの花粉症対策」だ。自身も花粉症だというので、「個人的に知りたい思いでいってきました」と力が入った。
まずはフジテレビのアナウンス室。武田祐子(38)、川端健嗣(47)は、医者の薬を服用している派。ともに「つらいです」。阿部知代(45)は「日にティシューひと箱、軽くいく」んだとか。ナマのニュースでは、VTRの間はティシューで鼻をふきながら読んでるという。対策なし。参考にならず。
次がモデル椿姫彩菜(24)。花粉症歴10年で、鼻水でメイクが落ちちゃうという。「見たかったなぁ」と山下。2人で花粉症グッズを探して歩く。250種類もあるという東急ハンズで、みつけたのが、ノーズマスクピット(525円)。鼻の穴に装着するフィルター見たいなもの。一見わからない。「これいいな」と2人。
次にやってきたのが、劇団文学座。「なつかしいな。昔ここにいたんだよ」と山下が訪ねたのは江守徹(65)。50年も前からくしゃみに悩まされ、「ロケなんかで目はショボショボ、鼻はつまる。小道具の植木でもなっちゃう」。「そうなんですよね」と同病相哀れむ。
それが21年前に克服した。その方法というのが、野菜ジュース。セロリ、小松菜、パセリ、ゴーヤ、ピーマン、ニンジンをジューサーにかける。「はちみつとか入れない?」「入れない」。山下は「絶対まずいと思います」と飲んでみると、「そうでもないですね」。 江守は、「できるだけ自然なものをとりいれること。体質改善だね」
最後にテレビ局の廊下。帽子にゴーグル、マスクにヤッケ姿の怪しい男を呼び止める。マスクをひんむくと、これがダチョウ倶楽部の寺門ジモン(46)。
マスクが2枚。1枚はサージカル・マスクといって、ダチョウの卵にインフルエンザの注射をして作った抗体が塗り込んである。「花粉症にもインフルエンザにもいい」。ゴーグルは軍用で、空気抜きのアナがあいている。
着ていたヤッケもゴアテックスの新しいやつ。「通気はいいけど、外から水とか一切はいらない。家へ帰ったとき、ひとはたきで花粉がなくなる」という。山下の背広を指して、「ここにはもう花粉がついてる」。 と、山下はその背広をパタパタ。「アーッ」とあわててメガネをかけるジモン。「最悪の刑事だな」とフードまでかぶる。ただ「この恰好してると、職質受けるんです。この春に3回」
で、ジモンが得た花粉症対策の教訓5つ。
(1)花粉スポットにはいくな。一番花粉が集まるのは地下鉄、地下道だという。
(2)自宅では空気清浄機で花粉を追放
(3)花粉が飛び始める前に耳鼻咽喉科で受診、薬をもらう
(4)花粉の飛ばないところ(沖縄や北海道)へでかける
(5)最後がエンジョイ・アレルギー。花粉防止グッズを楽しむのだとか。
小倉智昭が、「花粉症40年で、急に軽くなった。そういうのって何かあるかもしれないよ」
山下も「年齢とともに症状が和らぐとききますね。今年は楽です。薬ももらってない」 前田忠明が「小倉さんからスプレーをもらって、中何だかわからないけど効く。鼻ツーッというのなくなったもの」
「それをいったら、大変な売れ行きになっちゃう」と山下。
福田和也は「抗アレルギー剤みつけたんで、それを飲んでお酒のんでごまかしちゃう」
山下は「決定的なものはないようですね。ジモンの世界へいくしかないかと」
「アラフォー」世代は、日本が一番汚れていたときに生まれ育っているとして。小倉や前田の年齢までが花粉症とはね。こちらはさらに上だから関係ないけど、鼻水には中国の軟膏「タイガーバーム」を吸い込むといい。タバコを吸う人は、メンソールを一服。どうぞお試しを。