<テレビウォッチ>「え? 明日にも?」。定額給付金の2次補正予算関連法案が成立の見通しとなったところで、こんどはいつもらえるかが焦点に。各地からいろいろ伝わるにつれて、自治体が支給の速さを競い始めた。とうとう、「明日にも」となったというのだ。
先週月曜日、日本一早い申請書の送付をしたのが、福島の南会津町。早ければ再来週にも支給と伝えられた。ところが青森・西目屋村が、「小さい村なので日本一早く配りたい」と名乗り出た。村民1595人。祝儀袋に「定額給付金」と書いてあってまるでお祝いだ。来週月曜から手渡しの予定だ。
すると、「日本一に待った」が出るわ出るわ。和歌山・北山村(人口500人)が「明後日」といえば、北海道の西興部村(人口1200人)は「負けられない」と「明日」という。人口が小さいからこそできる。
では大都市はというと、東京でも、足立区や中野区は「3月中には」。しかし、大阪市(265万人)は、「3月中は難しい」。一番多いのは横浜市で、365万人で、「5月が目標」という。
笠井信輔は、「ゴールデンウイーク前には欲しいでしょうが、横浜のみなさん、もう少しお待ちください」。総務省の調べでは、今(3)月中に支給を予定している自治体は400(22%)という。
笠井も、「わが家には、8万4000円ですから、やっぱり気になります」
支給日の早さではなく、内容でというところも案外多い。ひとつは「プレミアつき商品券」。地域限定で使える商品券だと、給付金の金額より1割から2割増しの金額になる。これをやろうというのが、335団体(36都道府県)もあった。
なかで福井・池田町は、3000円で5000円の商品券と、66%割り増し。また、群馬・みなかみ町では、温泉に入ると1000-2000円キャッシュバック。福井市では、「給付金セール」を市全体でやる。佐賀・大町町では「給付金抽選会」などなど。
給付金をもらうには、給付申請書を出さないといけない。基準日は2月1日に住民登録している市町村に出す。住所、氏名などのほか、振り込み金融機関も指定しないといけない。自動的にくるものではない。お知らせも含めて、自治体からは「なんでこんな忙しいときに」というぼやきが聞かれるという。
小倉智昭が、「自民党から造反がでて法案が流れることはないんですね?」
「小沢事件で、それはなくなった」と笠井。