<テレビウォッチ> 民主党小沢代表の公設秘書が政治資金規正法違反の疑いで逮捕されたニュースが繰り返し大きく扱われる。その冒頭、MCみのもんたとコメンテーター与良正男(毎日新聞論説委員)が激論を交わした。
「国民は税金から議員の皆さんに政党助成金を差し上げている。政治献金はやめた方がいい」というのが、みのの主張。与良も、企業・団体からの政治献金は不要だと同調しつつ、アメリカの例を引いて、国民一人一人が、この政党、政治家に頑張ってという寄付はもっと広げるべきだと語る。以下、ふたりの言い合いが続く。
みの「政党助成金でいいじゃないですか」
与良「見返りを求めずに献金するならいいのでは」
みの「それは趣旨が全然違う。宗教の献金と政治の場合とは違う。曖昧模糊としている」
与良「曖昧ではない。政党助成金を税金から払っていると自覚している方がどれだけいるか。私たちは1人250円ずつのお金を出している」
みの「だったら、それを新聞に書いてくださいよ。今朝、政党助成金にふれているところが一紙もない。それが新聞の役目じゃないですか」
与良「ずっと20年、30年と書きつづけてきた」
みの「政党助成金を貰っている君たちは何やっているんだ、と書いてくださいよ。ハラ立ちますよ、こういう記事を見ると」
与良「一面トップで、政党助成金のあり方を考えろとやるんですか」
みの「だと思う。そうあってほしい」
与良「それは認識の違いというしかない」
顔色を変え、テーブルを叩くような勢いで必要以上に熱っぽくやり合っている感じで、川戸惠子(TBS解説委員)が困惑気味にとりなしていた。