<テレビウォッチ>「なにこれ? 壊れてる」「信じられねえな」。昨日(3月2日)、日本郵政が建て替えを進める東京中央郵便局を視察した鳩山総務相はテレビカメラの近くで吠えまくった。
1931年に建てられた同郵便局の建築は、文化的価値が高いというので、保存を求める声があり、建物の外観を保ちつつ、奇妙な新旧折衷の高層ビルを建てることに決まった。その工事が、自分の知らない間に一部進んでたので、鳩山は「話が違うよ、全然」と怒りを露わにしたのだ。
この映像を見て、「怒り様が、ややオーバー過ぎませんか。パフォーマンスと言えなくもない」と、ジャーナリストの鳥越俊太郎。小泉(路線)批判の先駆者、第一人者には、鳩山の今さら的な行動は一種の選挙対策に見えるのだ。「かんぽの宿で味を占めた鳩山さんが、小泉さんを否定する方向で、政権の流れをつくって、選挙を有利にしたいという思惑が見え隠れする」
郵便局建て替え問題はスパモニでも以前、取り上げていたもの。赤江玉緒キャスターも「去年の6月、もっと前から決まってたことが、なぜ今なのか。ちょっと気になりますよね」と、鳥越に同調していた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト