<テレビウォッチ>すったもんだの定額給付金の先行きがようやく見えてきた。明日3月4日の参院で補正予算案と関連法案の否決、翌日衆院で再議決--となったところで、麻生首相が「私としては受け取ります」と、ああそうですか。
それよりもずっとお得なお話、というのが高速道路の割引だ、と大村正樹が大々的に「料金比較」をやってみせた。土日祝日は、「どれだけ走っても上限1000円」というのだから、安くなるということでは定額給付金なんぞ軽く吹っ飛ぶ。
適用されるのは、普通車以下のETC利用車だけだが、たとえば
◇ 岡崎-宮崎(713.9キロ、所要9時間)1万4500円
◇ 青森-京都(1158.8キロ、所要14時間)2万2000円
これがいずれも1000円になる。ただし、ルートを選ばないといけない。東京・大阪の近郊と首都高速、阪神高速が別料金になるからだ。東京、大阪を通過すると少し高くなる。
といっても◇東京-大阪間現行1万2250円が、3300円になるのだから、文句はあるまい。また、別料金区間でも、深夜(夜10時-朝6時)は半額になる。金曜日にのっても降りる時間が土曜日なら適用されるから、工夫の余地はたっぷりあるというわけだ。
小倉智昭は、「1000円のために旅行するのはつらくないか?」と、これはお金持ちの発想か?
しかし大村は、「東京都心から大阪都心まで」の「大人4人片道」を他の交通機関を較べてみせた。
◇ 飛行機が約6-10万円(3時間半)
◇ 新幹線 約5万6000円(3時間)
◇ 高速バス 約1万5000円-3万円(8時間半)
◇ 車 ガソリン代込みで約1万円(6時間半)
まさに勝負あった。だが小倉は「一度降りたらダメってのがな」と水を差す。
「でもプラス1000円ですよ」と大村。「時間をとるか安さをとるか」
竹田圭吾は、「最大の懸念は渋滞でしょうね。この計算には渋滞が入ってない」という。実際、初の試みなので、渋滞の予測はつかないのだそうだが、どっと出てくるのは間違いない。
小倉は、「週末だけじゃなくて、時間帯を設定して通年やればいい」
前田忠明は、「ボクは渋滞関係ない。釣りに行くのは夜中だから」
小倉は、「日曜しかゴルフ行けないから、嫌ですよね」とこれも自分の話。「追加経済対策というのなら平日もやったら輸送コストも安くなって効果がでるのでは?」と、ここでようやく話がまともになった。