<テレビウォッチ> 「事件なのか事故なのか、わかりません」と小倉智昭。愛知県清須市できのう(3月1日)、回収した古紙を再生紙の原料に加工している工場で、圧縮されたダンボールの中から男性の遺体がみつかった。
岸本哲也が現地から伝えた。住宅街の中にある工場ではきのう、作業員1人が朝8時すぎからパワーショベルで回収古紙をベルトコンベアに乗せる作業をしていた。古紙はコンベアから圧縮機に落ちる仕組み。
14時ころ、圧縮された塊に血がにじんでいるのを作業員が発見した。圧縮された古紙パックは一辺が1.2メートルの立法体で、はじめ頭と腕の一部が確認され、のち全身がみつかった。
いつもは2、3人で作業するが、日曜日なので1人。発見までに約20個の古紙パックを作ったが、この間人が立ち入るのを見ていないという。
奇妙なことに、遺体でみつかったのは、2月28日までここで働いていた男性(69)だった。5年ほど前からアルバイトしていたという。男性は、1キロほど離れた自宅を昼ごろ出て、遺体で見つかったのが14時。2時間の間になにがあったのか。
小倉が「辞めた会社へなぜいったんだろ? だれかに(殺された)というのなら、ここへくる必要はない」
福田和也も「辞めた会社へ行った?」
ピーコは「自分で辞めたのか、会社の都合か」
佐々木恭子は、「圧縮作業では大きな音で、叫んでも聞こえないのか」などというが、現地中継の岸本は、「監視カメラもあるそうですが」と頼りない。
東京の映像で、同じ作業の様子を見せたりしたが、それより岸本がやるべきは、死んだ男性の周辺調査だろう。監視カメラの画像はあるのか? 家ではなんといってるのか? 会社を辞めた事情は? これらがなければ、コメントもしようがない。
発見がきのうの14時なら、夜までにはおおよその解析はできているはず――このあたりなんとも歯がゆいレポートだ。特に日曜明け、早朝番組の泣き所でもある。もっともこの事件では、この日朝刊でもまだ身元がわかっていなかったが……。
小倉は「わかりません」と結んだ。