<テレビウォッチ>小沢・民主党代表の「在日米軍削減論」が波紋を呼んでいる。会見で「第7艦隊だけで十分じゃないのか」と語ったのだ。自らの失態で攻められっぱなしだった政府自民党は早速、噛みつく。麻生首相は「防衛に知識ある人はそういう発言はされないのではないか」、派閥領袖たちも「民主党に任せていいのか」と口を揃えて批判した。
みのもんたが「大きな問題になるかもしれません」と切り出してコメント陣に回す。
杉尾秀哉(TBS解説委員)「小沢さんの言いたかったのは多分、アメリカ軍の基地が多過ぎる、とくに沖縄の負担が大き過ぎるから軽減しなければいけない、日本とアメリカは対等な関係でなければいけないということだろう。正論だが現実問題としてこれだけアメリカの軍事力に頼っている以上、そんなに簡単に削減するわけにはいかない」「小沢さんの発言は行間が詰まっていないので、どのへんが落とし所と考えているのか分からない。きちんと説明しないと国民も不安になるし、攻撃材料にされる」
浅野史郎(前宮城県知事)「民主党の中で一番、微妙な問題。いま触れてもらいたくないこと。ある意味、勇気ある発言」
吉川美代子(TBS解説委員)「避けて通れない問題なのに、いままで政治家も国民も避けてきた。世界が多極化する中でアメリカべったりというわけにいかないので恐れず議論するべきだ」
場外論戦はほどほどにして、国会の党首討論で丁々発止やってほしいものだ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト