<テレビウォッチ>この不景気に一体誰が4000万円もお地蔵さんの前に。スタジオでは「お供え?」「認知症かも」「いや確定申告に困って」……とあて推量が飛び交い、ちょっとした騒ぎに。
4000万円が置いてあったのは、JR和歌山駅近くのお地蔵さん。2月20日、花の水を取換えようと訪れた近所の主婦(72)が、ビニール袋3つが置いてあるのを見つけた。
このお地蔵さんは、39年前に近所の子供が車にはねられ亡くなったことから、2度と事故がないようにとほこらが建てられた。以来、保存会の人たちが線香や花を絶やさず守ってきたという。
で、「野菜でもお供えしたのかな?」と、1袋を開けてみたら「1万円札がぎっしり。不景気の世の中にだれがそんなに……」と、ビックリして110番したという。
残りの袋を調べたところ、1万円札の他に1円玉や500円硬貨なども含め合計4000万円以上も。2袋は近所のスーパーで配るビニール製のレジ袋。お札に紛れて「ナスの胡麻和え」のレシートも入っていた。
新札がないところから、家で コツコツ貯めた「タンス預金」をお供え(?)したらしい。
司会の加藤浩次が「テリーさん、自宅で貯めたお金だから、お供えの可能性が高いですね~」と。
しかし、テリー伊藤が返した答えは「分からないですよ。認知症の可能性もある。一生懸命貯めたお金。お供えしたいという気持ちはあったかもしれないが、どこまで判断できていたか?」。
タレントの三船美佳は「見つけた人あそこでナイショしてたらね~」。自分なら悩んだかも……というが表情がちらり。でも続けて「ちゃんと届けた」と。
一方、コラムニストの勝谷誠彦が「ボクは良い話をしない役回りだからいわして頂くと」と前置きし、うがった見方を。
「今、確定申告の時期。毎年、何かの理由で申告せずにきて、今年はどうしようかなと悩んでいるうちに申告できない、お地蔵さんにあげちゃおうと……」
これに加藤が「申告しないような人間がお地蔵さんに持っていきますか」と反論した。
この4000万円は、3か月経って持ち主が現れなければお地蔵さん保存会のものになるという。