<テレビウォッチ>自称「神」の心霊的カウンセラーが恐喝未遂で逮捕された。群馬県下仁田町の女性に、長女の治療代として1億円を請求。現金がなければ、女性が所有する土地建物で支払えと要求したという。
不思議なことには、この容疑者はこの女性宅に2年半も住み込んでカウンセリングを行い、岩手から来た謎の男性も同居。さらに「神」自身も自分の家族を呼び寄せて住んでいたという。
そこで、大声と体力としつこい取材が自慢の井口成人リポーターが近所の人に聞いてみると、岩手の男性と長女は容疑者に操られてる印象だったという。この男性も患者だったらしい。
さらに井口がこの長女らとじっくり話したところ、長女と男性は長年、自分の中の「悪魔」に悩んでいたが、容疑者の治療でよくなった。治療代の1億円は基本的には妥当な金額と見ているそうだ。ただ、家の所有者の考えはまた違ったのだ。
ここで、意見を求められたコメンテイター、ジャーナリスト・大谷昭宏、やはり気になるのは被害者側の問題だった。「お祓いとか、悪霊除霊とかで、『それをやらなければ、この家は大変なことになる』と相手をビックリ、畏怖させてカネをもらう(ことはよくある)。こうした行為が恐喝にあたるかどうかは、公判では相当もめる」「(治療を)受ける側がしっかりした精神状態を持っていてもらうしかない、という結論になる可能性もありますね」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト