100年に一度の不況「人質にとるな」 倒閣運動と経済対策の関係

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   <テレビウォッチ>自民党でも公然と麻生首相降ろしの狼煙が上がり、番組は自民VS民主議員が生激論と謳うが、フタを開けてみれば自民対その他であった。

議論の前に選挙…

   自民党の河野太郎は倒閣運動に、「俺の選挙が大変だから(麻生辞めろ)…って話を人前でするべきではない」と批判。100年に一度の不況のいま、「政治家はまず経済の立て直しを考え、進めるべき」と繰り返し主張する。「衆院の任期は4年(その期間の信任を得てる)」「解散は総理が決めること」なのである。

   しかし、これに対して、スタジオ内はほとんど集中砲火状態だった。挙げてるとキリがないので、代表的な発言を紹介しておこう。

   「いまの自民党に景気をしっかりやれる体制があるのか」(小木逸平アナ)

   「麻生さんで経済なんとかなるんですか」(三反園訓・テレビ朝日コメンテーター)

   「『100年に一度の不況』を人質に取らないほうがいい」(江上剛・作家)

   「給付金(のような愚策)に固執する人間がトップで、ロクな景気対策が組めるとは国民には見えない」(石丸幸人・弁護士)

   「議論の前に選挙やってもらわないと」「(自民党内がもめてる状況では)政策の議論にならない」(山口一臣・週刊朝日編集長)

   「(経済を考えるなら)あんな酔っぱらいを大臣にするなって話。そんな大臣を守ろうとした総理に、国民の経済を守るなんて話はしてもらいたくない」(安住淳・民主党)

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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