中川会見止められなかったのか そのとき番記者・随行員らは…

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   <テレビウォッチ> 「一躍時の人になった」と小倉智昭。「こんなことで時の人になって、どうするんだぁ」

見たことありません

   ローマでのG7後の会見で「ヘロヘロ」と伝えられた中川財務相は、帰国してからも大騒ぎだった。表向きは、「風邪をひいていたので、薬を2倍飲んで効きすぎた」というのだが、周囲は納得しない。

   「本来なら即刻クビ。それくらい破廉恥な行動」(鳩山民主党幹事長)

   「国会審議の戦列に正常な形で臨んでいただきたい」(村田吉隆・自民国対筆頭副委員長)

   ただ、麻生首相からは、「引き続きやれといわれた。罷免されないかぎり、職務をまっとうしたい」(本人)

   きのう(2月16日)の「とくダネ」でローマでの様子を伝えた長谷川豊は、その足で衆院財政金融委員会を取材した。「戦後最大の危機」(与謝野経済財政担当相)というGDPマイナス12.7%の状況がメーンのテーマのはずが、「飲んだ」「飲まない」に終始したのだという。

   そのやりとり。G7後の昼食会では、はじめ「飲んでおりません」といっていたのが、「官房長官は、たしなむ程度はあったといっている」(民主・中川正春議員)と追及されて、「飲んだのをゴックンというのであれば、ゴックンはしておりません」と薄笑い。さらに突っ込まれて、「だからたしなんでる」

   長谷川は、中川大臣の日程で酒を飲んだ時間帯を並べた。すると、ローマへの機内、G7の会食、就寝前。そして問題の14日は、「たしなんだ」昼食会と、飲んでいた。昼食会のあとの日露財務相会談でも、映像でみるかぎりかなり怪しい状態で、次が問題の会見だった。

   長谷川は、「このうえ、風邪薬を2倍づつ飲んでいたというから、酒といっしょになったらどうなるか」。そこで「番記者、随行員、日銀関係者」と書いた札を出して、「だれも止められなかったのかと、委員会でも追及されていました」

   小倉は、「この時期のG7が大事だと思えば酒は飲まんでしょ。そこがだいたいおかしい」

   竹田圭吾は、「ウォールストリート・ジャーナルもフィナンシャル・タイムズも、GDPがマイナスになったというのとセットで報じている。こんな大事なときにと。当日午前にはG7の本会合があった。そこでもそんな状態だったらまともな意見交換もできない」

   前田典子は、「お父さんもお酒を飲むけどここまではいかない」

   小倉は「酒を飲んだらこうなるとわかっているはず。随員が、会見に出ても大丈夫といってるということは、G7も会見と同じような状態だったと思われてもしかたがないんじゃないの?」

   竹田は、「4月にロンドンでG20がある。そこでは中川さんがワインに手をだすかどうかを、世界中が注目する」(笑い)

   小倉は「私の周辺では、あんな風になっちゃった人見たことありません。わたしも、風邪薬と花粉症の薬を飲んだりしてますが、あそこまでヘロヘロになったことありますか?」とカメラに向かって見得を切った。

   あの人のヘロヘロは、今回だけじゃない。農水相だったころからずっと知られていたこと。前述の村田発言はそのことを指している。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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