「まじで~~~~。ウソでしょ。(半泣き)」
今年いただいた年賀状の中で私がもっとも驚いたのが、女友達の結婚だった。
年末に2人で籍を入れ、6月に式を挙げるという。
彼女もついに結婚かあ~~~。と感慨深くなると同時に、半泣きのまじで~~~は、またもや先を越されたという思いも詰まっている。
ここはひとつ、彼女の結婚に至るまでの話を聞かなくては! と鼻息荒く、女同士で飲むことに。すでに苗字が変わっている友人と久しぶりに会い話を聞いた。
まず私が一番知りたかったこと。
【なぜ、結婚することができたのか】
結婚願望は全くなく、仕事もバリバリ趣味もそれなりに楽しんでいた彼女。
そんな彼女が結婚したい! と思った理由はズバリ「自分が成長したいから」。
30代も折り返し地点が目前に迫り、淡々と過ぎていく日々の中、ここで一つ人間的にも成長したいと思ったんだそうだ。ちょうどその時、素敵なパートナーと巡り合い、またとないチャンスということで結婚することにしたらしい。
自分を成長させたい気持ちはよくわかる。その選択肢が結婚だったことも興味深い。だが個人的には、どうやったら結婚までたどり着けたのかが気になる。
そもそも、男性は、結婚したいと本当に思うのだろうか?
私のまわりにいる独身男性の何人かは、1人で家事もこなせるため付き合っている彼女との会話に「結婚」というキーワードがちらつきだしたら、即刻彼女と別れるという輩がいる。この不況に1人だけでも精一杯なのに、そんな自信もないし責任も持てないのだと言う。彼らの話を聞いた後では、なおさら結婚までこぎつけた彼女が気になってしまう。
「女が仕掛けないとダメ! 男なんて肝心なコトには逃げちゃってダメよ。女から男が結婚をしたくなるような環境を整えていかないとダメ!」
赤ワインを飲みながら、彼女は結婚できた理由を強く誇らしげに語った。
女から仕掛ける結婚のプロセス。はたしてその実態は……
(女友達が入籍<下>に続く)
モジョっこ