日本の小児死亡率「ワースト3」 「問題が知られていない」

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   <テレビウォッチ>重傷の子供をどこでも、いつでも、素早く治療できる体制が整っているかというと実はそうでないという。

加藤:少ないですよね~

   PICU(小児集中治療室)があるのは全国で18か所、その中で24時間専門医が常駐し対応できるのはわずか4~5か所というお寒い体制だという。

   そんな中で番組は、昨2008年末から年始にかけて、24時間PICUで対応できる『静岡県立こども病院』(静岡市)を密着取材した。題して「命の瀬戸際にいる子供たちの最後の砦」。

   同病院のPICUは専門に14人と看護師30人。ドクターヘリなどで県内全域から送られてくる患者を24時間いつでも受け入れ、治療にあたっている。

   指揮をとるのは、アメリカPICUで4年間小児治療をマスターしてきた植田育也センター長(41)。

   元旦午前4時、脳内出血の女児が送られてきた。さっそく検査した結果、腫瘍らしいものが内側から脳を圧迫しているのを発見。緊急手術したところ直径5センチの血の塊(血腫)があり、頭痛や意識障害を起こしていることが分かった。長時間の手術が終わった時は日付が変わっていた。

   日本の年代別死亡率の中で最も多いのが1~4歳までの小児。WHO(世界保健機関)によると、主要先進国の同年代平均死亡率100%に対し、日本は120%と大幅に上回り、ワースト3という。

   お寒い現状に、植田センター長は「PICUが最低でも全国50か所ぐらいに増えれば、年間500人近い子供の命が救えるのですが……。それが実現できてないために治療が遅れる。ここが非常に大きな問題だということが知られていない」と訴える。

   それにしても、交通事故で重傷を負った男性(69)が1月20日、大阪府内を含む6市14病院で受け入れを断られ、3時間後に出血ショックで死亡していたことが明らかになったばかり。

   日本の『医療体制』はこのままでいいのか。早急に精密検査し、大手術する必要がと思うのだが……

   司会の加藤浩次は「少ないですよね~」、テリー伊藤は「知識がないと、戸惑うだけですからね~」と、お座成りのコメントを。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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