「給付金受け取り期間に解散を」 いやらしい発想か当然か

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   <テレビウォッチ>総額2兆円の定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算は1月27日中にも成立する見通しだが、問題は定額給付金がいつもらえるのか、解散はいつなのか??

心が買えると…

   番組にテレ朝コメンテーターの三反園訓が出演し、この2点を解説した。

   それによると、定額給付金の財源が盛り込まれている関連法案は先送りされたが、参院で採決されなくても60日ルールで衆院再可決が可能なので、3月中旬には政府レベルの支給体制は整う。

   では、国民が3月末までに受け取れるかというと、「それは無理ですよ」(三反園)という。各自治体が申請書を住民に郵送し、申請受付を始めるのは、衆院再可決されたのを受けてからになる。

   しかも、今回は口座振り込みなので、本人確認やら口座番号の間違いなどで大混乱も予想され、給付金が行き渡るのは5月に入ってからとの予想もある。

   一方、補正予算成立で、与野党攻防の焦点は解散、総選挙に移るという。

   三反園は「そのポイントは、この定額給付金をどう思うかですよ。室井さんは給付金について麻生さんに感謝しますか?」と。

   これに作家の室井佑月が気色ばんで「何を思わなきゃならないの。(税金を)払い過ぎたのを返してもらうだけですよ……」。

   ところが、「麻生さんは違う」と三反園はいう。「給付金を配れば支持率が上がると思っている」のだという。その麻生戦略は……

   「解散は、給付金で支持率アップと考えている春か任期満了の9月10日まで待つかどちらかだが、公明党が(給付金を)配っている最中の解散をしたがっており、先送りすれば麻生降ろしに動き出す。麻生さんは自分の手で解散をしたいので、できれば春の解散を目指したいと……」。

   ジャーナリストの鳥越が「1万2000円で心が買えると思っているんですかね~。国民をばかにしている」と、とどめの一発を。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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