<テレビウォッチ>ハワイのコーヒー園で披露宴だか何だか、取材されたくないというんなら、事前にはっきりいうべきだろう。沢尻エリカと高城剛のパーティーとやらは、報道陣シャットアウトで、ついに映像なし。みているだけで、腹の立つ展開だった。
間抜けな報道陣は20人くらいはいたらしい。日テレが送った冨永倫子ディレクターは、ホテルで偶然、沢尻の母リラから声をかけられ、パーティーの様子が聞けた。
母親は気さくな人らしく、「アットホームなパーティー。お肉とロブスター、あわびがおいしかった」「(沢尻のドレスは)花模様で、背中のあいたワンピース。高城も同じ柄のアロハ」などと話し、彼女が撮ったデジカメ画像を見せてくれた。
これをテレビカメラが撮って、荒れた絵だが「花模様の2人の姿」を画面に出せた。沢尻と高城は、そのあと2次会3次会へいったのだそうだが、「親だから遠慮しました」。しかし、もし母親に会わなかったら、いったいどうなったのか、とこちらが心配になる。
その冨永ディレクターが電話で、「お母さんが『テリーさんのファンです。よろしく』と言ってました」
加藤浩次が、「お母さんて、西川ヘレンさんみたいな」と。
テリー伊藤は、「嬉しいですね」とご満悦だ。
冨永は、「写真は30枚ほど見せていただきました」
加藤が「今日の予定は?」
「山へ行って楽しむんだと言ってました」
テリーが「それに同行したらいいですね」
冨永は「アッ、わかりました。がんばります」(スタジオ爆笑)
これがテレビの現状か。あてもなくゾロゾロと追っかけ歩いて、その場になって取材拒否されても対処できない。そんな風だから、金魚のうんこ扱いされるんだ。腹は立たないのか。
せめて一度くらい「沢尻? 別に」といってやれよ。いやがる被写体を撮るんなら、ちゃんとパパラッチがいる。