<テレビウォッチ>橋下大阪府知事がまた怒った。「学力もダメ、体力もダメで、大阪の教育はどないなっとんねん! 教育現場の目を覚まさせないといけない」
文科省の全国体力テストの結果だ。小学5年と中学2年の50メートル走など8 種目の調査で、大阪は都道府県別で、小5で男子42位、女子43位、中2で男子42位、女子30位だった。
橋下知事の怒りは、「体力と学力は相関関係がある」という点にあった。昨2008年の学力テストの結果でも、大阪は小6が41位、中3で45位となって、知事が教育委員会と教組にかみついたいきさつがある。
知事のいう「相関関係」の根拠のひとつが、この2つのテストで、体力1位の福井が学力でも2位。体力で2位の秋田は学力で1位だったこと。「大阪は最低です」というのは、教委に向けた言葉だった。
体力テストで男女とも小5で5位、中2で1位の千葉について、知事は「教委ががんばったんでしょう」といった。たしかに千葉では時間割に「青空タイム」をつくって、校庭や体育館で縄跳びやボール遊びなどをしていた。
現代の子どもは学習塾だ、家でゲームだというので体力が昔より落ちているというさまざまなデータがある。ゆとり教育では体育の時間が減った。そこで危機感をもったかどうかが、今回の結果につながったともいえる。
教育評論家の尾木直樹も、「学力、体力は生活環境(食習慣、睡眠)や学校の取り組みで違ってくる」と相関関係を認める。
さあそこで、スタジオは侃々諤々となった。
加藤浩次が、「対策を講じたところがいい結果になっている」
テリー伊藤は、「体力と順位は違う。学力は本を読む力とは違うでしょ」とまたまた煙に巻いて「未明さんなんて、体力テストやったら落ちこぼれ?」
さかもと未明は、「跳び箱なんてあんな野蛮なものを……」
テリーは「楽しくやっていれば体力はつく」
これに加藤は、「楽しいだけじゃ、体力上がらない。苦しいから伸びるんじゃないか?」と、これはどうやら本格的に運動をしたかどうかの違いのようだ。
テリーはなおも、「町を歩くと楽しい。あれで体力はつく」
これにはみないっせいに疑問の声をあげてワーワー。なかでかとうかず子が珍しく声を張り上げて、「ちゃんと寝て、食べて、楽しんで運動すること」
加藤が、「親もやらせないといけないかも」。これは言えてる。