<テレビウォッチ> ご近所トラブルを巡る嫌がらせの主役は何と寺の住職(55)だったという話を取り上げた。
1月22日、取材に応じた住職は「仏に使える身でなぜ?」に「半々ですよ。普通の人間の時もあるし、仏の気持ちの時もあるし……」と。
大阪・堺市で400年の歴史があるという寺。防犯カメラが、寺の前の路上で夜な夜な何かを撒いている男の姿を捉えていた。男はこの寺の住職、撒いていたのは塩だった。
実は、住職が塩を撒き始めたのは10年ほど前から。ターゲットは路上というより、寺の真向かいの運送会社。シャターめがけて大量の塩をまき、ときには水も撒いたらしい。
運送会社によると「雪のように積もっていた時もあった」というほど。シャターがさびつく被害がでて、防犯カメラを設置したところ住職の姿が……
なぜ、10年もの間、塩を撒いたのか??
警察の事情聴取に対し、住職は初め「霊が見えたので、お清めをした」のだと。しかし、そんな言い逃れに捜査員が「喝!」。一転、住職は「朝早くからトラックのエンジン音がうるさいので嫌がらせにやった」と告白した。
もっとも、本当に悔い改め、煩悩を払い去ったのでもなさそう。22日の取材に住職は「実はここは子供の頃お寺だった。(運送会社に)建て直す時に骨壷が20も30も出てきた。そのお清めもちょっとはあったのですよ」と、言わなくていい言い訳を。
警察では建造物損壊容疑で書類送検する方針という。
スタジオでは木場弘子(千葉大特命教授)が「もめごとの間にあって双方を諭すのが仕事でもあるのにね……」に、山口一臣(週刊朝日編集長)も「嫌がらせしても何の解決にならないのにね~」と。