借金ドロ沼化の「一因」 小室哲哉が気にした「体面」とは

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   <テレビウォッチ>5億円の詐欺罪に問われている小室哲哉被告の初公判が1月21日、大阪地裁で開かれた。検察側は利息だけで月3000万円の返済に追われながらも続けた小室被告の「虚飾の生活」をあらわにした。

つかみどころが無く…

   借金まみれの虚飾の生活とはどんなものだったのか。番組によると、検察側が罪状認否で明らかにした実態は……

   「世界で限定25台しかないベンツに3億円かけたこともありました」

   「クリスマスにはTRFのメンバー5人全員に各1000万円プレゼントしたり、globeのメンバーに、名前にちなんで962万円をプレゼントしたりもしました」

   また、検察側の話の中で出てきた小室被告の1か月の生活費は、返済金1000万円~1500万円、長女の養育費200~390万円、家政婦・クリーニング500~600万円、ハイヤ―数100万円だったという。

   小室被告が最も贅沢をしていた時期は、高額納税者番付全国4位だった1996年前後ではなく、妻のKEIKOと結婚した2002年11月以降の1年間だった。この1年間は、作曲も8曲に減り、翌年の03年はわずか4曲だった。

   小室被告は「私自身はじわじわと坂道を転げ落ちている実感はありました。私はKEIKOやKEIKOの実家への体面がありました。破綻直前までKEIKOを楽しませてやりたい、贅沢させてやりたいと思っていた」という。

   スタジオの皆が唖然としたのは月1700万円から2300万円必要だったという生活費。吉永みち子が「贅沢をさせてあげたいという1点で結びついている人間関係って、ゴージャスの陰ですごくさびしい感じがする」。

   小室被告は裁判長の人定質問で「小室哲哉です。音楽家です」と名乗ったが、さらに吉永はこの「音楽家」に次のような感想を。

   「自分が生み出した楽曲を詐欺の道具に使う心情。その一方で、(自分が名乗った)『音楽家』という言葉にどういう屈折した思いを持って『音楽家』といったのか。感性がない、つかみどころが無くなっちゃいましたね」

   つまり自分が作った曲を詐欺の道具に使うような感性の持ち主が作った曲など聴く人はいるのかというわけか…

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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