「日本の総理とは違う」「卑下する必要ない」 オバマ就任式みてあれこれ

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   <テレビウォッチ> 番組の放送時間とアメリカのオバマ新大統領就任パレードがちょうど重なったこともあってか、今日(1月21日)の番組はまるでパレード中継特別番組の趣であった。

日本のソーリとはだいぶ…

   護衛のオートバイや車両何十台が前後を固めるなか、霊柩車を思わせる防弾、防地雷etcetc完全防備の専用車から、オバマとミシェル夫人は車から降りて顔を見せ、しばらく観衆に手を振り、ときに手をつなぎながらしばらく歩いては、また乗り込んでを繰り返し、ホワイトハウスまでのっそりと前進した。途中での顔見せは「サプライズ」(TBSワシントン支局)だそうである。

   ボディガードの合間を颯爽と歩く夫妻を見ながら、「日本の総理とはだいぶ雰囲気が違いますね」と番組司会のみのもんた。ここで政治記者生活ウン十年の毎日新聞論説委員で、社説インタープリッター型コメンテイターの与良正男が日本政治の貧困を手厳しく批判するのかと思いきや、「あまり卑下する必要もないと思うんですよ」と意外なお言葉。「4年に1度の大統領選見て、必ず『アメリカうらやましいな』みたいな話になるんだけど、うらやましいだけじゃなくて、ボクらマスコミ、国民、政治家も変わらなきゃいけない。ボクは前向きに捉えたいですね」

   60年前にレストランに入れなかった(かもしれない)男の息子がアメリカ大統領になれるんだから、日本の政治だって変われるはずだ、とはなかなか思えない今日この頃ではある。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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