ビデオカメラとネット動画サイトの普及で、かつてはテレビや新聞でしか見られなかった世界中の珍しい映像も、YouTube(ユーチューブ)などでいつでもオンデマンドで見られるようになっている。
ただ、ネット動画視聴者の嗜好は、マスコミとは少々異なり、偏りが見られるようだ。たとえば動物動画などにくらべると、自然の驚異、天体現象などへの関心は高いとはいえない。そんななかで定期的にアップされ、人気を集めているジャンルがある。地球に落ちる流星や隕石(Meteor)の記録だ。
最近は、1月17日の夜にスウェーデンに落ちた隕石は、「Meteor i Sverige, 17 Jan -09 (Meteor, Sweden)」は公開数日で約15万再生の人気。青白い炎が尾を引いて地表に迫り、地上に衝突したと思われる瞬間は、それが大きく広がり、赤く染まった。
その少し前にYouTubeを賑わせたのは、先2008年11月下旬にカナダ西部アルバータ州の州都エドモントンで確認された隕石の映像。巨大なものだったらしく、YouTubeにもさまざまな角度からの記録がアップされているが、一番人気は警察車両の車載カメラから捉えた「Police dash cam of Meteor over Edmonton, Canada」。約250万再生を記録している。ここで車の窓硝子を通して、正面に捉えられた火の玉の映像は、まるで朝日のように神々しい。
しかし、こうした映像はあまり見過ぎないように注意してほしい。巨大隕石が地球に衝突して、人類は恐竜のように滅亡してしまわないかといった心配で、仕事などが手に付かなくなる恐れがあることが当探偵社の調査で判明した。
OP・コンチーネ