<テレビウォッチ>昨2008年暮れ、妹(75)の安否が分からず異例の捜索が行われた静岡県三島市のゴミ屋敷。屋敷の主である姉(78)に関して新たな近隣迷惑が噴出していた。
ゴミの撤去期限が今(1)月15日と決められていたゴミ屋敷、リポーターの原元美紀が1か月ぶりに訪れて目にしたのは、以前と変化のないゴミの山に埋もれた家だった。寒くて撤去の期限を1月末まで延期してもらったのだという。
その姉が外へ出て、ゴミか何かを満載した台車を押して歩き出したので付いて行く。約3時間かけて着いた先が住宅街の一角にある30坪ほどの空き地。姉の所有する土地だという。
新たな近隣迷惑の発生源はここ。姉によると野菜を栽培(?)している畑らしいのだが、2本1組にした古タイヤが何組かあり、土を入れた上に玉ねぎや長ネギが……
下から草、枯れ葉、コケの順に敷き詰め、土壌改良し、食べ残しの野菜をそのまま置いて「栽培」しているのだという。片隅には集めてきた空き缶もある。鉄分を与えるため土の中に埋めるのだとか。
また、中に「尿素が入っている」という古い旅行鞄も置いてある。姉が鞄のフタを開けながら「人間の尿」だという。驚いた原元が「誰の尿?」、平然と「私の……」、「臭いませんか?」にも「1年も前だもの」。
この「野菜畑」、何かが収穫されたという話はなかったが、姉によると「戦争で食糧難になった時のために地場をつくっている」のだとか。
しかし、近隣の住民は「だんだんゴミが増えてきて、すごい臭い」、「ペットボトルもあり蚊が多いんです。しょっちゅう殺虫剤を撒いているんですけど……」と、迷惑顔。
ゴミ捨て場と勘違いしゴミを捨てて行く人もいて、近隣住民は、放置しておけば新たなゴミの山になると心配する。
その話をぶつけると姉は「何が迷惑ですか。そんなことを言ったら昔だったら非国民ですよ。本当に日本人は悪くなった。日本人は一度死んだ方がいい」と怒った。
小木アナは「理解できないが、彼女にも完ぺきな理屈があるんですね~」