<テレビウォッチ>「捨てる神あれば拾う神あり」。が、この「神」は、世間を騒がせた「わけありの人」を集めて一体何を?
番組が取り上げたのは、大麻問題で日本相撲協会を解雇された元露鵬と元白露山を格闘家に転身させ、そのテーマ曲を小室哲哉被告が作曲するという組み合わせ。実現へ向け動き出したという話だ。
仕掛けたのは、小室の所属する『イーミュージック』。同社が立ち上げたばかりの子会社『STAGE 0』が12月22日具体的に動き出した。語るのはこの子会社の高道和美社長。
「22日にウチの関係者が元露鵬に接触し、格闘技の方に来る感触があった」という。
元露鵬と元白露山は力士としての地位確認と1億円の慰謝料を求め訴訟中。一方、小室は詐欺容疑で逮捕され、現在保釈の身。1月21日には初公判が予定されている。
小室は、所属する事務所の仕掛けに当然、承知のうえだろうが、元露鵬の「動機は?」に高道社長は次のように語った。
「退職金が出ているわけではないので、非常に生活が苦しい。民族紛争の中で小さい時から自分の身を守るために格闘技をたたきこまれてきた。K―1のアラン・カラエフ選手とも同郷で一緒にやってきた。違和感はないと思う」
キャスターの赤江珠緒が「元力士の方が、格闘技というのは驚きのニュースではないんですが、それぞれ裁判を抱えている組み合わせとなるとちょっとビックリですね~」と。
ジャーナリストの鳥越も「力士をやりたいと地位確認を求めている裁判続行中に力士をやめて格闘技は矛盾している。力士復帰は現実的にはないので格闘技に進むと思うが、それが小室さんとなぜ結びつくのか……」。