「波乱を告白」は必殺技か 東山紀之が新ドラマ

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   <テレビウォッチ>人は誰でも、人前で語りたくない過去の一つや二つはあるものだが、それを堂々と公にする動機とは一体何??

波乱の生い立ちを

   『スパモニ』は、週刊朝日で、俳優の東山紀之(42)自ら悲惨な生い立ち綴ったという『コラム』(1年間連載)を取り上げた。

   まだ『コラム』を読んでいないので、その告白の動機は分からないが、番組によると1回目の内容は、酒乱でギャブルに溺れる父親の話らしい。

   東山が子供のころ、働いている母親が留守の間に、酒に酔った父親がポットをひっくり返し、熱湯が東山の両足にかかり大ヤケドを負った。

   そのことで両親は離婚。「だから僕は父の名前も顔も知らない。ただ、いまだにそのヤケドの痛みを肌で覚えている」という。

   キャスターの赤江珠緒は「波乱の生い立ちを告白ということになりましたが、ご自身が人生を切り開いてこられた自信から告白ということなのかもしれませんね~」。

   ジャーナリストの鳥越も「『プリンス』というイメージが強いのですが、42歳という年を意識的にステップアップしていこうということかな。昔なら厄年といわれるが、今は飛躍の年、転換点にしたいと思っているのでは……」と。

   過去を告白といえば、やはりこの人。『気がつけば騎手の女房』で自分の半生を綴った作家の吉永みち子は次のような感想を。

   「自分の生い立ちとか、生まれてきた歴史、アイドルとしてデビュ―して『少年隊』としての東山を、完璧に、本格的に脱却して、歩いてきた人生を丸ごと皆と共有しながら生きていきたいという表れではないか……」

   それならば今後の東山の演技を注目してみよう、となるのだが、そこは『スパモニ』、主演で登場する来年1月4日放送予定の新春ドラマSP『必殺仕掛人2009』の宣伝を忘れなかった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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