「男の裸ポスター」のアノ祭り 今年もガツンといったのか

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   <テレビウォッチ>東北の名物といえば祭り。素朴、はげしさ、熱狂渦巻く青森のねぶた、弘前のねぷた、男鹿のなまはげ、相馬の馬追い、そして奇しくも「セクハラ騒動」で知られるようになった黒石寺の『蘇民祭』……

   この祭りのポスターがセクハラに当たると、JR東日本から駅構内の掲示を拒否されてから1年。来年用の祭りのポスターが出来上がり、番組が取り上げた。

   話題になった前回のポスターは、ひげと胸毛が強調された男性の背後に、褌をしめた男衆の姿だったが、さて来年用のポスターは??

   『蘇民祭』と書かれた赤い文字の下に、降る雪の中にひっそりと立っている黒石寺の本堂、その下に『裸の男と炎のまつり、2月21日(日)深夜から翌早暁まで』と、前回と打って変わって極端に地味。

   住民の反応は「祭りは裸のぶつかり合い。パンチがないし、アピールが足りない」と、評判は今一。

   では作成した奥州市水沢総合支所商工観光課の言い分は、「毎年テーマを『動』と『静』交互に変えて作っており、今年のテーマは『静』。あの騒ぎで変えたわけではない」という。

   そこで騒動の元となった前回ポスターのモデル、佐藤真治はどんな感想をもっているのか、インタビューした。

   「今、冷静に考えると、(あのセクハラ問題は)腑に落ちない点がたくさんあった。私のひげ、あるいは胸毛に共感を得てくれないJRさんがオミットした分、逆にポスターを貼らなくても集客したと思う。出来上がった来年用のポスターは、インパクトがないし、あまりにも静かすぎて、JRさんがどうやって商売するんだろうかと楽しみ……」

   このコメントにキャスターの赤江珠緒は「悔しかったんですね~」。これに作家の江上剛が「いいこと言いますよ」と相槌を。

   『蘇民祭』は五穀豊穣、子孫繁栄を願う1000年以上も続く祭りというから、「まつろわぬ民」といわれた古代の「みちのくの魂」が宿る祭りなのだろうか……

   最後に前回ポスターにイチャモンをつけたJR盛岡支社の感想を。

   「雪と黒石寺がマッチしている感じがします」と。「構内に掲示するのにふさわしい?」との問いに「そう考えます」。やはりまだ旧国鉄時代の感覚が残っているのか……

文   モンブラン
姉妹サイト