政界再編とYKKK 「誰でもいいから生活支えて」

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   <テレビウォッチ>古賀誠・自民党選挙対策委員長が、公明党との選挙協力のあり方の見直しを示唆する発言をしたことについて、笠井信輔が「固かった自公連立のきずなにも綻びが見えてきました……政局の潮目が少し変わってきたような印象があります」と言った。

オレたちの生活を

   これまで、選挙区は自民党、比例区は公明党、という暗黙の了解の元に選挙協力を重ねてきたが、「180の比例の議席をみすみす公明党に渡してもいいのか」と古賀が言ったようだと、笠井は説明する。

   政治ジャーナリストは「公明党との関係を一部、悪化、解消させてでも生き残ろうとするエネルギーが自民党内に出てきた」と言う。森喜朗元首相が『大連立』を仄めかす講演を行ったことと古賀発言を重ね合わせると、すでに新たな局面に入っているような気もする。さらに、番組によると、山崎拓、加藤紘一、亀井静香、菅直人4氏の『YKKK』連携の動きもあるのだとか。政界再編を見据えてあれこれ模索している感じだ。

   竹田圭吾は、「うちの子どもが、『YKKK』を、読めない空気と国民の気持ち、と言っていました」と我が子自慢をしたうえで、「有権者の気持ちからすると、どういう組み合わせでもいいから、経済危機管理内閣を早くつくってほしいという気持ち。そのズレが広がって行ってしまうのではないか不安」と続けた。

   小倉智昭も「国民は、誰がやってもいいから、オレたちの生活を支えてくれよという気持ちだ」と繰り返す。

   「キーワードはスピード」「政局より政策」という言葉が、どんどん遠ざかって行く。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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