<テレビウォッチ>そろそろネタ枯れか。師走の回顧に入って、「今年いちばん怒ったことは?」を、銀座で20―50代の女性に聞いた、まではよかったのだが……
まず、ニュースについては、「食品問題(事故米、偽装)」「年金問題」……と、普通の答えが返ってきたが、さらに「プライベートでは?」と聞くと、怒りといってもこれがまあ、他愛もないものばかり。
「千枚漬けを妹に食べられちゃった」
「32歳なのに、30代後半にみられたこと」
「H&Mを探してるが、場所がわからない」。交番へ行け。
「ボーナスが出るかどうかわからない」「社長にいいたいことは?」「父親なんです」
「不景気で主人が定時で帰ってくる。まだリストラされないだけいいけど」
「亭主が毎晩飲んでる。誘われたら断れない」。自分が誘ってるんだぜ。
「バリ島で買ったバッグの塗料がはげて、キャミソールがだいなし。文句をつけたら、夫が『クレーマーだよ』といったので、以来仮面夫婦。一緒に寝てない」
「彼氏が友だちと浮気をしてて、女の家に乗り込んで裸でいるところを見ちゃった。で、都合のいいこというんで、『この野郎!』とその女と2人でボコボコにしちゃった。彼氏は戻ってきて、いま一緒に住んでる」。どうなってんだ?
まあ、世の中平和なこと。金融危機、派遣切り、国会方面の混乱なんぞどこ吹く風だ。
レポートの青木源太が、「八代さん怒ることないですか?」
八代英輝は「ないです。理詰めでわかる」
「テリーさんはいつも怒ってるイメージですが」と青木。
意外やテリー伊藤は、「仕事以外ではおだやかなんです」と、しかし、葉山エレーヌを指さして「葉山だね。腹が立つのは。自分のことしか興味がない」(笑い)
八代が「未明さんもそうじゃない」
さかもと未明は「はい、そうです」(笑い)
しかしテリーは、「(未明は)かわいいじゃない。でも葉山は、自分のことだけ」(みな爆笑)「わたしが、わたしがと、男の話しかしてない」
加藤浩次があわてて、「普段は仲がいいですからぁ」(爆笑)
当の葉山はただただ笑うばかり。「自分の怒り」を聞きいてみたかった。