<テレビウォッチ>橋下徹・大阪府知事がきのう(12月3日)、「学校に携帯電話は必要ない。携帯依存から脱却する」と宣言。「小中学校では持ち込み禁止」「高校は構内での使用禁止」を打ち出した。
学校裏サイトや出会い系サイトなどさまざまな問題を生んでいる携帯。その取り扱いは学校まかせだったのだが、知事は「携帯ネット上の誹謗中傷は犯罪の入り口。便利ゆえに弊害もある」と踏み込んだ。法的な拘束力はないが、校則になる学校も出てきそうだという。
父兄の声も「小学校は必要ないかも」「実際防犯に役立っていることもあるから」と幅がある。児童は逆に「お母さんに帰りの連絡とかしないといけない」「非常時に何かあったら、どうするんですか」という。
知事の宣言には理由があった。府教委が行った携帯電話使用の実態調査だ。その結果はたしかに衝撃的。
中高生の4人に1人が、「日に31回以上メール送信」。
高校1年では3人に1人(中1では6人に1人)が、「日に3時間以上使用」などなど。
数字で見るとさらによくわかる。(抜粋)
◆ 日に51回以上メール 中1 10.6% 高1 15.9%
◆ 3分以内に返信 小6 16.8% 中1 17.1%
◆ 日に3時間以上使用する 中1 15.6% 高1 32.6%
◆ 授業中にもやる 中3 2.6% 高3 22.6%
総じて、携帯依存の強い子どもほど学習時間が短い、という結果だった。大阪府では、2年連続で学力テストの結果が、全科目で全国平均を下回っている。知事が本気になる理由でもある。
加藤浩次が「どうですか」と聞く。
相澤英孝は、「早く打てるんですよ。わたしなんかデコメだと10分くらいかかっちゃう」
「デコメ打つんですね」と加藤が冷やかす。(笑い)「小中は家に置いてこいということですか」
大竹真が、「防犯上の問題もあるので、これから検討することになる」
加藤は「携帯が普及して、犯罪が減ってるんでしょうか」。これにはだれも答えられない。
テリー伊藤は、「犯罪とは別に、人間として成長している段階で、1日3時間以上も拘束されているというのは不健康。機械にとらわれるのは、感性がそこからふくらまないと思う」
加藤は「ケータイをどうとらえるか。ケータイ小説を読んでるかもしれないし……」
テリーは「それはわかるけど、なくしてそこから何かが生まれるということを考えてもいいと思う。一度やめてみたら、どうなるかわかる。賛成ですね」