「綱渡り捜査」に疑問の声 京都・女子高生殺害

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   <テレビウォッチ>京都府舞鶴市内の高校1年生(当時15)が今年(2008)5月、何者かに殺害された事件、発生から7か月近くたって動きが出た。

綱渡りのような…

   京都府警の捜査本部は11月27日朝、事件現場近くの防犯カメラに映った映像をもとに現場付近に住む無職の男性(60)の自宅を、殺人・死体遺棄容疑で家宅捜査に入る予定だった。しかし、弁護士の準抗告を受け見送った。

   捜査本部が防犯カメラの映像を解析した結果、無職の男性が浮上。女性用下着や神社のさい銭2000円を盗んだとして今月、窃盗容疑でこの男性は逮捕、起訴された。が、男性は窃盗について否認、殺人事件の関与をうかがわせる話もしていないという。

   家宅捜索見送りの情報が入る前、キャスターの小倉は「この防犯カメラの映像の犯人像、私の普段のかっこうとまるで一緒。このくらいでキメ手になるのですかね。家宅捜査で物的証拠が出ない可能性もありますね~」。

   佐々木恭子アナも「綱渡りのような捜査ですよね~」。

   一方、ノンフィクション作家の岩上安身は「いくつかの雑誌が先行して、『怪しい男性がいる。前科もある。これに違いない』と、人権侵害になりかねない『フライング報道』もある。不安な感じがします」と、行き過ぎた報道姿勢に警鐘を鳴らした。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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