<テレビウォッチ>昨夕、あるテレビ局が麻生総理のさらなる誤読を紹介していた。「怪我をされた」を「かいがをされた」と言ったらしい、というのだ。それこそ「社会的常識に欠ける」といわれてもしかたないだろう。
「KY」といえば、これまでは「空気を読めない」だったが、麻生総理については「漢字を読めない」意味で、「新KY」と用いられるとか。そして、今朝(11月26日)は、三反園訓・テレビ朝日解説委員が、総理に対する新たなる『冠』 「MW」を教えてくれた。スタジオ陣が一様に首をひねる中、三反園が示した答えは「まったくわかっていない」。
「わかっていれば、ぶれたり、二転三転しない」(三反園)。総理周辺からは「自信過剰になりすぎている。自分は人気がある、自分がやれば大丈夫だと思って」という声が聞こえてくるそうだ。その結果、野党ばかりでなく、与党からも反発や、『倒閣運動』まがいの動きが現れて「四面楚歌状態」になっている、というのが番組の見方。
三反園が語るように「麻生船頭の漕ぐ船に乗っているのは国民。『景気の麻生』と言っていたのでやってくれるかと思っていたら、対策先送り。国民は何で? と思っている」。2次補正予算の先送りによって、総理が声高らかに述べた「政局より政策」という『公約』は完全に破られた。何代か前の総理が「この程度の約束を守らないのは大したことではない」とした前例を踏襲するつもりだろうか。
文
アレマ